我が家には、少々長い通路があります。
引越してからまもなく、この一帯にケモノたちが出没し、この通路が、
人間だけのものではなく、「ケモノミチ」であると知りました。
シカ・イノシシ・タヌキ・イタチ・サルなど、日本画の題材に扱われ
るような動物たちが昼夜問わず通ります。
おく病モノの私にとっては、当初は驚きの連続でした。
長年この地に住むご近所さんたちに、ケモノたちのことを話すと、
「たくさんいますよ。最近特に増えましたなぁ」と涼しい顔。
イタチの話をしたときなどは、
「イタチの毛ってキレイでしょ〜」
と、皆、いたって平然としているので、それにも驚きました。
が、今では私も、トカゲをくわえたイタチや、カエルを追いかける
ヘビなどを通路で見かけると、風情があってほのぼのするなぁ〜♪
という心境に変化しました。
実害もあります。育てている植物のシカによる食害です。
新芽の季節は、毎夜2時ごろよりやって来ます。
食べ尽くすと、また数日後、新芽が出たころに再来訪…。
夫は、鹿の来る家なんていいじゃないかー。と嬉しそうなのですが、
育てている植物を食べられるのは、やはり嫌なものです。
以前、ニオイのあるハーブなら食べないかもしれないと考えて、
殺風景な通路にハーブ類を植えたのですが、ミント系、セージ系は
すべてシカたちの胃袋に!
きっと、うちのハーブを食べた鹿肉は美味しいに違いない
と思いました…(笑)。

シカの食害で、撤収したアジサイ。
今年は花咲くかなぁ?
通路が、シカの良き餌場になってしまうと困るので、とりあえず、シカが
よく食べた植物たちは、撤収しました。
さらに、通路に伸長式ラティスを設置しましたが、シカはジャンプ
するので、これも効果なし。ちなみに助走距離とジャンプ距離がある
程度あれば、2mぐらいの高さであれば、ジャンプするとのこと。
ケモノを威嚇するというフレコミで購入したソーラー式の点滅ライト
もすぐ慣れてしまう始末(しかも、家の景観が悪くなる)。
まぁ、いろいろな手を尽くしましたが、伝統あるケモノミチは、
そう簡単には閉ざすことはできません。
さて、参考まで、シカの好物と、食べなかった植物を下に記しておき
ます。

好物植物(主に新芽と蕾)
(被害の凄まじいもの順)
アジサイ
ノウゼンカズラ
スミレ
バラなどのバラ科全般
ホトトギスなどのユリ科
ブラックミント
サルスベリ
ツツジ
ライラック

食べない植物
ローズマリー山椒
オリーブ
水仙などのヒガンバナ科

こんなものまで食べるの! という植物
キンポウゲ科(クレマチス、オダマキ、
クリスマスローズなど)
カロライナジャスミン(マチン科)
サボテン
ゼラニウム
(キンポウゲ科やマチン科などは毒性があるといいますが…。
逆に食べた後、大丈夫なのか心配になります。)